『スローフード協会』の誕生
1986年、ローマにおけるマクドナルド1号店のオープンをめぐって、さまざまな騒動が起こります。
同じころ、のちのスローフード協会会長、カルロ・ペトリーニとその仲間が会食中、
ファストフードの脅威が話題となり、「スローフード」という言葉が生まれました。
そして同年、ペトリーニ会長の故郷・イタリア北部ピエモンテ州の小さな村ブラ(Bra)に
『アルチゴーラ』のちの『スローフード協会』が誕生したのです。
世界中に広がるスローフード運動
イタリア本部を中心に、コンビビウム(Convivium)と呼ばれる支部が世界中にあります。
2001年には日本を含め、世界45か国、コンビビウム約 220、会員約6万5000人の大組織になりました。
日本には神戸スローフード協会を含め、2002年秋現在、14のコンビビウムがあります。
『スローフード協会』本部の運営
食文化のNPO(非営利団体)です。
イタリアでは、会員が支払う会費(日本の場合1年・10,000円 うち1人6,650円を本部に送金)や、
公共・私的機関の寄付金、出版物の売上などで、運営費や団体職員の人件費をまかなっています。
スローフード運動の目的
- 消滅の危機にある郷土料理や質のよい食品を守ること
- 質のよい素材を生産する小生産者へのサポート
- 子供たち、および消費者への、味の啓蒙教育
『スローフード協会』本部の活動内容
- 出版活動(主な出版物)
季刊誌『スロー』、『スローワイン』… 世界中の会員に送付され、日本の会員にも送られてきます。
『オステリア・ガイド』… イタリア各地の会員によるレストラン・ガイド
- 郷土料理や質のよい食品を守る活動『味の箱船とプレシディア』
- スローフードと認定された食材のプロモーションの場『サロネ・デル・グスト』の開催
- イタリアの有名レストランの味を安価で若者に提供したり、 小・中学校で食教育を行う『味の週間』を開催。
- 食品や環境に関するすぐれた活動を行う人に『スローフード・アワード』を授与
活動分野研究、啓蒙の推進、生産分野、加工・調理分野、販売分野、消費分野、教育分野